児湯・高鍋LSCはライフセービングスポーツクラブの頭文字で表したもので、平成20年に結成され児湯郡を中心に活動されているとのことです。このメンバーの中から3名が当クラブの例会に出席して、活動の趣旨や人工呼吸方法(心肺蘇生)の実演をして頂きましたのでその概要紹介します。
1.ライフセービング(LIFESAVING)とは一次救命を本旨とした社会活動で、水辺の事故防止のための実践活動であることから、この活動にたずさわる方々をライフセイバー(LIFESAVER)と称し、社会奉仕と生命尊厳の精神に基づき水難救助員として海やプール等での監視や救助活動するに止まらず、日常生活での危機管理も含めて安全を提供する活動として全国に普及ており、児湯・高鍋LSCはこの活動に共感し、自分たちの地域に少しでも貢献出来る様にと結成されたものです。
2.児湯・高鍋LSCは地域パトロールを行うことで、事故の未然防止や万一の事故時に救助活動や救助活動のサポートが出来るように訓練を行っている。最近の例としては、高鍋の沖合での海難事故を発見し、海上スクータを急行させるとともに消防・警察との緊急連絡で事なきを得たこともあります。
3.日本の現状では救急車を要請してから到着するまでに、平均6分30秒の時間を要することから心肺蘇生法を行うことは極めて大きな意味合いを持っている。なぜならば、心停止が発生した場合、約3分後の死亡率は50%、呼吸停止の約10分後も同様に50%です。しかし呼吸停止1分後に心肺蘇生法を開始すれば97%が救命されることから、児湯・高鍋LSCは救命法の普及が重要と思いこの活動を行っています。
4.児湯・高鍋LSCはこの外にも、①近年ゲームやネット社会などにより長時間室内で過ごす人に、スポーツの楽しさや大切さを共有する活動。②自然環境保全活動として、定期的に海岸・河川の掃除・地域のゴミ拾い活動。などを行っています。
心肺蘇生法の実演では”両手で押さえる場所、回数及びタイミング”を教えて頂き、本日は大変参考になりました。
日頃のご活躍に感謝申し上げます。